最終更新日 2023/11/19

Adobe イラストレーターでできること

企業のロゴデザイン、チラシ・名刺デザイン、ボタン等のWeb素材、アイコンなど、イラストレーターでできることは様々あります。またイラスト(絵)が描けなくてもデザインできるのも魅力のひとつ。
目次
  • Illustrator(イラストレーター)とは
  • 図形描写に特化している
  • イラスト(絵)が描けなくても使える
  • イラストレーターでできること

Illustrator(イラストレーター)とは

Adobe Illustrator

イラストレーターとは、Adobe社が開発するイラスト制作ソフトです。イラスト制作ソフトといっても使用用途は様々で、例えば企業のロゴデザイン・名刺デザイン・チラシデザイン・Web広告素材など、デザインに関するものであれば様々な用途があります。

図形描写に特化している

イラストレーターには円形・長方形・多角形など図形描写ツールが用意されており、簡単にイラストを作ることができます。またベクタデータなので、一度描いた線・図形を自由に変形できるのも特徴です。これはラスタデータ(jpgなどのピクセル画像)にはない大きな特徴です。

ベクタデータ ラスタデータ
イラストレーター ベクタデータ
イラストレーター ラスタデータ
図形情報なので、自由に変えられる。拡大・縮小してもなめらか。(可逆) ピクセル(画素)という色のタイルを敷き詰めたもの。拡大・縮小を繰り返すと徐々にぼやけていく。(非可逆)

イラスト(絵)が描けなくても使える

イラスト(絵)が描けるって才能ですよね。

私はイラストが書けませんが、Webデザインは作れます。Webデザイナーにとってイラストが描けることは強みですが、必須ではありません。

例えば「イラストが欲しい」となった場合でも、無料のイラスト素材サイトからaiファイル(イラストレーターのデータファイル)をダウンロードして、それを自由に変形させて利用するといった使用方法もできます。

イラストレーター イラスト変形

ベクタデータなので、自由に再編集(変形)することができる。

またaiファイルがなくても、ラスタ画像(いわゆる普通のjpg画像)をベクタデータ化する機能も備わっているので、jpg画像素材からイラストデータを創り出すことも可能です。

イラストレーターでできること

イラストレーターでできることを具体的に紹介します。

ロゴデザイン(企業ロゴ・名刺ロゴなど)

イラストレーター最大の強みは図形描写なので、企業ロゴなどのロゴデザイン制作に適しています。

イラストレーター ロゴデザイン制作

チラシ・名刺デザイン(DTP印刷物)

イラストレーターではDTP印刷物を制作する上で重要なCMYKカラーを扱うことができます。本来の印刷仕上がりに準じた配色でデザインできるほか、オーバープリントプレビューや裁ち落とし設定など、印刷工程特有の問題に対応できます。

イラストレーター チラシ・名刺デザイン制作

Webデザイン(Web広告素材・LP)

私がよく使っている用途です。Webサイト(ホームページ)に使う画像・イラスト・ロゴ・アイコンなどは、イラストレーターで制作することができます。また、通販サイトで特定の商品を紹介するLP(ランディングページ)制作にも適しています。

イラストレーター Webデザイン(Web広告素材・LP)

Webサイトに使うボタンやフレームなどの素材は、無料の素材サイトでもダウンロードできるので、デザインに自信がない人でも上手く活用することができます。

Webデザイナーにとって、イラストレーター(やフォトショップ)は必須の知識であり、企業のWebデザイナー求人や資格条件でも目にするのはこのためです。

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